boncoura【ボンクラ】のデニム、XXは洗うとどれくらい縮むのか検証してみた。
- boncouraのデニムは洗って乾燥機に入れるとどれくらい縮むのかを検証する。
- ボンクラデニムの洗い方。洗濯~乾燥まで
- 結論:やっぱりワンウォッシュのデニムは縮むんや
- デニムを乾燥機で縮める時のポイントとは?
boncouraのデニムは洗って乾燥機に入れるとどれくらい縮むのかを検証する。
さて、今日皆さんにお伝えしたいことは、boncouraのデニムは洗うとどれくらい縮むのか、ということだ。今回、それを皆さんにお伝えするために、この身を粉にして検証してみた。
きっかけはボンクラのデニムの購入時に、お店のスタッフさんからこう言われたことに端を発する。「このデニムは一度洗いかけてるんで、もう縮まないですよ~」と。
え?
もうね、何を言ってるんだコイツは……としか思わなかったですよね。てか君デニム洗ったことある? って感じですよまったく。マジで素人なんじゃねーのかよと。
はっきり言って、リジッドデニムが一度水洗いされたくらいで縮みきるはずがない。僕は過去に「ワンウォッシュしてるから縮まないよ」という言葉を信じ、何度痛い目にあったことか。
たしかに生の状態で一度洗いをかければ、デニムは縮む。しかし、デニムはその特性上、一度洗っても二度、三度と洗っていくうちにさらに縮んでいくのはもはやデフォ。
結果、レングスが大幅に変わる。ヒドイものだと初期の状態からー4センチくらいになったりする。4センチて、フルレングスが9分~8分丈になるってことですよ? それは非常に困るってもんだ。
ということで、あのスタッフさんが言った、「ワンウォッシュのデニムは縮まない」ということがウソだと言うことをこれから暴いていこう。まず、今回のサンプルとなるのはこちらだ。
これはboncouraのXXタイプ。サイズは28だ。これは同ブランドの中でもっとも太いストレートタイプで、ご存知リーバイスのXXをモチーフに作られたモノ。僕はリーバイスの中でもXXタイプが特に好みなので、このboncouraのデニムも同じ形をチョイスした。
では、以下に今回行った手順を記載していく。
ボンクラデニムの洗い方。洗濯~乾燥まで
まずは最寄のコインランドリーへ
時刻は夜22時を回った頃。僕は足早に自宅最寄のコインランドリーへ向かった。
これが僕ん家の近所のコインランドリー。あまり他のお客さんが入ってこないので、待ってる間に読書とかゲームに集中できると言う、なかなかに良い環境だ。
ちなみに僕はここに通いすぎて、自分で言うのもなんだがもはやここの主と化している。いわばここは僕の独壇場。だからいつものごとく我が物顔で入店したのだった。
即・洗濯機へ
コインランドリー到着後、すぐに買ったばかりのボンクラXXを洗濯機へ投入する。洗濯機はコチラだ。
ざぶざぶ洗濯機。お湯で洗濯と堂々と書かれているのがなんだかGOOD。
で、温度と時間は以下のように設定してみた。
ぬるま湯できっちり26分。26分と言うのはデフォルトで設定されてしまったのだけれど、お湯の方は僕のチョイスだ。ぬるま湯にした理由はずばりしっかり縮ませたいから。本当はいきなりお湯でいっちゃっても良かったのだけれど、まずは様子見ということでぬるま湯にしておいた。
で、このまま洗濯開始といくのだけれど、一点お伝えしたいことがある。それは、このとき僕がデニムを裏返さなかったということ。すなわち表のまま投入したのである。
これはResolute・林師匠が「ジーパンの洗い方? 表で洗ってそのまま乾燥機や。たかがジーパンやん」と言っていたためだ。少し前までResoluteユーザーだった僕にとって、デニムを裏返して洗濯することなど邪道であり、表で洗濯・乾燥することこそが大正義なのである。
ちなみに表で洗って乾燥機にブチ込むというのは、外国人スタイルらしい。ヴィンテージのリーバイスなんかがあのキレイなサックスブルーカラーになるのは、この洗い方が大きく影響しているようだ。
洗濯開始して数分。こんな感じでたっぷりの洗剤の中に沈むボンクラXX。待ってる間ヒマで仕方なかったので、仕方なく本読んだりして適当に時間を潰していたら、いつの間にか洗濯が終了していた。
で、洗濯機の中からデニムを取り出す。さてさてどんな感じかな~、ってな具合に取り出してみた。
取り出したらこんな感じになっていた。この状態じゃまだ全然具合が判らないのだけれど、見た感じ若干縮んでいる感はある。
即・乾燥機へ
さて、お次はいよいよ乾燥機。今日のシメとなる大事な最終工程。さてさて今日の乾燥機は~……。
コイツだ! 8番、キミに決めたッ!!
で、今日の相棒、8番に洗濯ホヤホヤのボンクラXXを投入する。その前に、念のためデニムをはたき、形を整えておくことを忘れずに。
こんな感じで投入した。このように形を整えておくことで変なシワが入るのをある程度防止できるのだ。
そして乾燥機の設定は以下の通り。
温度はもちろん高温。時間はみっちり50分。もうね、容赦する気0。僕はデニムに対してなんの気遣いもない、ホスピタリティ0のクソ野郎だ。
ちなみに、同じ服好きの友人いわく、僕は「ジーパンに対してドS過ぎる」とのこと。いやいや、だってたかがジーパンやん? 好きにさせてくれたらええねん(林師匠風)。
ということで50分ひたすら待ち、とうとう乾燥機が動きを止める。そして乾燥機の扉を開け、中からいたぶられたであろうボンクラXXを取り出す。
で、取り出したモノがこちら。
なんかすでにアタリが付いている。てかウエストめっちゃ縮んでるじゃん。もうね、パッと見で縮んでいると判るレベル。ほらやっぱり縮んだやんけ! あいつやっぱウソつきや! とか思いながら足早に帰宅し、数値を測ってみた。
結論:やっぱりワンウォッシュのデニムは縮むんや
結果は以下の通りだ。やはりワンウォッシュでも余裕で縮む。やはりスタッフさんの言葉を疑った僕の判断は間違いじゃなかったようだ。うおーー裾上げしとかなくてよかったー!!
結果:ウエストー3センチ、ヒップー3センチ、股下ー3センチ、裾幅ー0.5センチ
この通り、なかなかのシェイプアップ具合だ。この結果にはライザップもびっくりなんじゃなかろうか?
ウエストは履いていたらまた伸びていくから問題ないけれど、股下はヤバい。なぜならデニムの縦、つまり長さは一度縮んだら元に戻らないからだ。
今回はいきなり3センチも縮んだので、もし購入時に裾上げをしていたら大変なことになっていた。その場合、それこそフルレングスで履きたい僕にとっては大失敗だったワケ。
さて、以上が今回の検証における結果である。おそらく僕の経験上、このボンクラXXのみならず、ほぼ全てのワンウォッシュデニムが縮むはずだ。だから皆さんもワンウォッシュのデニムを買われる際はすぐに裾上げをせず、一度洗って様子を見てみて欲しい。
やっぱりあいつ(購入時に対応してくれたスタッフ)の言葉はウソやったんや!! 僕は、やはり何でもかんでも販売員の言葉を鵜呑みにしてはいけないなと、改めて実感した。
デニムを乾燥機で縮める時のポイントとは?
せっかくなので、デニムを乾燥機で縮めたい人向けに、少しお話ししたいと思う。
今回の記事で乾燥機の使い方はだいたいお分かり頂けたと思うが、別記事にてそのポイントを紹介したい。
デニムを乾燥機にかけたい、もしくは縮めたいという人は、
デニムを小さくしたいあなたに贈る乾燥機を使う上での3つのポイントとは?という記事を読んでみて欲しい。
それではまた!
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